ユービーセキュアには「もう少し踏み込んで提案したい」「なにかプラスαできないか」とワクワクしている仲間がたくさんいます。今回の主人公は、サイバーセキュリティコンサルティング事業本部の鈴木さん。
鈴木 魁斗
サイバーセキュリティコンサルティング事業本部 サイバーセキュリティコンサルティング二部
ユービーセキュアに新卒入社後、脆弱性診断ツール「Vex」の検査シグネチャ開発に従事。2025年4月以降はシグネチャ開発の知見を活かし、Webアプリケーションの脆弱性診断業務を担当。
鈴木さんのトライは、セキュリティ関連のニュースや最新の技術情報を欠かさず収集し、週次で全社に展開すること。業界の小さな変化や兆しをいち早く察知して知らせる彼の取り組みは、“情報センサー”としてユービーセキュアの社員の仕事を下支えしています。どんなきっかけで情報収集を始め、どう工夫し、どんな価値につながっているのか──トライの舞台裏を話していただきます。
国内外のセキュリティ関連メディアの記事を読んで、日頃から最新情報をインプットしています。
情報収集には「RSSリーダー」を活用中。あらかじめ登録しておいたWebサイトやブログの更新情報を自動的に取得し、見出しや要約を一覧表示してくれる便利ツールです。
1日100~200本の記事が流れてきます
Slackの投稿画面
情報収集自体はもともと好きでやっていて、なかば習慣化した趣味のような感じでした。でも、あるとき上司から「まとめた記事を社内にも展開してみたら?」と勧められたんです。これがきっかけで、「なるほど、個人の趣味も共有すればみんなの知的資産に変換されるんだ」と気付いて。それから、集めた情報を全社へ発信するようになりました。
「情報収集が好き」というと、1から10まで調べ尽くしてすべて知っておきたい人……といったイメージを持たれがちなんですが、私はむしろ広く浅く情報をフォローしたいタイプです。人と話をするときに、「前にどこかで見聞きしたことがある話だな」と気付いたり、 記事を読んでいるときに「あ、これは前に読んだ記事にも出てきた用語だから、なにかつながりがあるのかな」と考えたり。幅広く情報を得て引き出し(点)を増やしておくことで、意外なところで線でつながったり、それがさらに面になったりして、視野を広げることに役立っています。
※参加レポートはこちらからご覧になれます(https://minnano.ubsecure.jp/20241018)
集めた情報を全社に展開してみたら、思わぬ成果がたくさんありました。まずはSlackの投稿に対する反響です。私が共有したニュースをきっかけに、その分野に詳しい人が関連情報を付け加えてくれたり、そこから社員同士の熱い技術トークに発展することがよくあります(笑)。ユービーセキュアにはセキュリティが大好きで勉強熱心な人が多いので、ニュースの投稿を投げたら、何倍も深い「知見」になって返ってくる。そんな“知識のブーメラン”を受けられることも、楽しみの一つですね。
営業担当から「このまえお客様との打ち合わせでこんな話題が出たよ」「このトピックのご相談が増えているから、注目度が高まっているかも」といった情報が入ってくることもあります。
黙々と情報収集を続けるのではなく、個人の枠を超えて会社全体の資産にしようと一歩踏み出すことで、より価値のある情報に代わるような気がします。これからも社内の情報をつなぐハブのような存在でありたいと思います。